BGM
BGMの評価はエンディングを聴くまで低めでした。
残酷、狂気、混沌を表現するために、不快な音を連続させたものが多かった印象です。
切羽詰まっているのでしょうがないですが、聴き心地を求めるのは場違いでした。
しかしAエンディングのBGMを聴いて気持ちが和らげました。
ミッションをクリアした時のBGMが中に入ってることに気づき、ここから切り抜いたのかと分かりました。
中世のイメージもあり『ロード・オブ・ザ・リング』を思い出しました。
そしてゲームをやっている時は気づきませんでしたが見返してみるとオープニングの音楽も良かったです。
ゲーム的にしょうがないですが、もっと多くの種類のBGMをこのチームにお願いして聴きたいです。
ゲームバランス
ゲームの難易度は低めでやりやすかったです。
空中戦の慣れが必要でしたが、それさえ覚えればほとんど大丈夫です。
自分のレベルもあげられますし、難易度設定でNORMAL EASYが選べられるは良かったです。
問題を挙げるならEエンディングが厳しい事です。
武器を集める情報が少ないのと、ラストバトルが難しい。
この2つが壁となりました。
5つエンディングがありましたが、1〜100までまた繰り返すのではなく1度プレイした所は飛ばせるので親切な設計だと思いました。
まとめ
私はあまり残酷な作品はやってこなかった人間です。
この作品をプレイする際にある程度身構えてから始めました。
なので無事にクリアする事ができましたが、プレイヤーを選ぶ内容だと思いました。
もちろん慣れていない私は精神的なダメージを負いましたが、同時に新しい発見をしました。
それはテンションが下がっていく中にも喜びや楽しさを感じることです。
私はAのグラフのようなイメージを持っていました。
(↓の写真を参照)しかしBのグラフの可能性もある事をこのゲームで学びました。
高いストレスから感情を守るために脳がなんらかの行動をしているからではないかと予想します。
この考え方は私の過去の様々な疑問を解決してくれました。
結果的にこのゲームを進めてくれた友人の人格を疑う羽目になりましたが、その友人に限らず人間そのものが醜い側面を持つという結論に至りました。
このように哲学的な内容をプレイヤーに与えてくれるのもこのゲームの魅力だと思います。
横尾さんの作品をプレイするのは初めてでした。
本来なら次のDOD2やNieRシリーズをプレイするのは怖いですが、ファミ通で行われた“平成のゲーム 最高の1本”に3位で入賞したNieR:Automataがあるのでその素晴らしさを信じて他の作品もやっていきたいです。
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